いわゆるゴルフ肘
皆さん こんにちは
大阪市住之江区カラダのミカタ鍼灸整骨院の黒川です!
今日はスポーツ障害の肘シリーズ「ゴルフ肘」についてご紹介します。
ゴルフもたくさんの方が趣味、スポーツとしてやっている方が多いです!
日本のゴルフ界もどんどん若年化が進み、プロを目指してわずか3歳からクラブを握ってゴルフを始めている子供がいるほどです。
かといって70歳を超えた老年でもプレーが可能なところもゴルフの魅力のひとつだと思います。
そんなゴルフにもスポーツ障害が存在します。野球肘やテニス肘と同じくゴルフ肘と呼ばれています。
ゴルフ肘の症状は肘の内側だけでなく外側にも痛みが生じることがあります。
クラブをスイングするときに痛みが走りますが、ひどくなると肘を動かしただけで痛むこともあります。
地面にあるゴルフボールを打つ時は、クラブのフェース(表面)が玉の下部分に乗って
ボールにバックスピンをかけながらインパクトの衝撃で前に飛ばすのが原理ですが、
ボールは地面についていますのでクラブは当然地面に接触します。
スイングの精度が低かったり、戦略で強烈なバックスピンをかけたいときは地面を深く掘ることもあります。
スイングが確立していない子供や癖が付いてしまった大人の方に多く、
地面を掘るときの衝撃は肘に対して負担がかかってしまいます。
特にゴルフのスイングは肘が伸びた状態でボールを打つので、地面を掘る衝撃は肘に対して100%伝わってしまいます。
地面を叩かない人でも、スイングの悪さが肘に負担をかけてしまうこともあります。
ゴルフのスイングは腰・肩・肘・手首の4点を支点に回転して行われています。
全てがスムーズに流れていれば負担は最小限で済みますが、どこかで歪んでいるとそれが原因でどこかに負担がかかるわけです。
特に手首と肘は腰や肩に比べて弱いため故障が多いのです。
ゴルフ肘を予防するには、肘に負担がかからないスイングを身に付けるのが一番です。
ただし肘に負担がかからないからといって悪いフォームのまま続けていくと、
今度は違う場所に負担がかかってしまい手首や肩や腰などを痛めてしまうことに繋がってしまいます。
まずは正しいスイングについて研究しましょう。
雑誌やゴルフ本にも非常に細かく載っていますし、お金と時間の都合が合えばプロのレッスンを定期的に受けることもお勧めします。
レッスンでは今の自分のスイングはどういう軌道でどんな体の使い方をしているのかを知ることで、どこをどう治せばいいのかを教えてくれるでしょう。
また仲間内でゴルフ場に行ったり練習するときも、ゴルフは他のスポーツに比べて圧倒的に準備運動をしないことが多いです。
しっかりと全身のウォーミングアップとクールダウンは行いましょう。
ゴルフ肘はいったん痛みを感じると、その後我慢してプレーしてもかならず悪化します。
最悪の場合ゴルフが出来なくなってしまうことさえあります。
治療としては、ゴルフをしないでしばらく安静にすることが求められます。
普段はテーピングやサポーターで固定し、マッサージやストレッチで筋肉をほぐします。
肘の痛みが完治するまでの間に、周辺の筋肉の強化、スイングの改善などをやってみてください!
また